『自分の証明が正しければ賞なんて必要ない』
『自分の証明が正しければ賞なんて必要ない』
これはロシアの数学者…
が、数学界のノーベル賞とも言われる「フィールズ賞」の受賞が決定したのにもかかわらず、受賞を辞退したときに放った言葉やねん。
ペレルマンは幼少時から「神童」と呼ばれ、高校生のときには「国際数学オリンピック」で金メダルを獲得。
そんなペレルマンが天才数学者として世で一躍有名人となったのは…
「ポアンカレ予想」
※ポアンカレ予想とは、数学(位相幾何学)における予想のひとつ。
の証明をしたときのこと。
これは人類が100年かけても解けなかったもの。
その難問を解決したというニュースは世界中で駆け回った。
しかしペレルマンはその名誉より、自分の証明が正しいことを認めてもらっただけで満足だという。
この境地に立てる人間が世の中にはどれだけいるでしょう?
何かをした後…
「褒めてもらえないとやる気が出ない」
そんな思いを持ったことはありませんか?
偉大な功績を残す人間は、常に自分の成果を出すことのみに集中しています。
たとえそれが誰にも褒め称えられることがなくとも…
それがその人間の大きさであり、ひとつのモデルケースを生み出すのではないでしょうか?